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将来生き残る仕事

AMAZONが書店を滅ぼし、スマホが新聞やテレビを滅ぼそうとするなか、これからはAI(人工知能)によってあらゆる職業が滅ぼされる時代が来るかもしれません(たぶん来ます)。

 

どの職業が生き残り、どの職業が滅ぶのかはいろいろと言われていますが、結局のところ全ての職業にその可能性はあると思います。下手をすればAIの研究開発という仕事までもがAIにとって代わる可能性だってあるのです。

 

では自転車店はどうか。

 

既にほとんどの小売業はネット通販によって実店舗の価値がなくなってきていますし、物流システムの無人化は近い将来に実現すると思います。

 

でも修理や整備作業は人間が必要ではないか、というとそうでもないような気がします。

 

「自転車修理ロボット」というのはあまり現実的ではありませんが、自転車部品や工具の進化と情報の一般化によって、誰でも簡単に自分で整備できるようになる(もうすでにそうなってきている)し、そもそも自転車というものがいつまでも存在するのでしょうか。

 

実際に、昔のロードバイクは組むのに結構「コツ」みたいなものが必要でしたが、今のパーツは精度が高いので結構簡単です。油圧ブレーキにしたって正しい手順を踏めば誰でもマニュアル通りにできると思いますし、Di2なんかはコードを繋ぐだけだし。

 

そう考えるとなんだか真っ先に消えてなくなりそうな職業ですね!

 

それでは未来に希望がないみたいですが、AIの進化によって今後必要性が増すであろう人間の役割を考えなくてはいけません。

 

それは「正確性」や「効率性」なんかではなく、「独自性(個性)」だったり、まさしく「人間性」だったりします。

 

ここで勘違いしてはいけないのが、正確性や効率性を無視していいわけではなく、正確で効率的なのが当たり前なうえでさらに個性的・人間的であることが重要となってきます。

 

「あそこの定食屋さんはものすごく美味いわけではないんだけど、大将が面白いんだよ」といったような店が生き残るのでしょう。

 

商品を売るなど「モノ」を提供する時代から、サービスなど「コト」を提供することが重要となり、今後は商品やサービスを提供する「ヒト」がキーポイントとなってきます。

 

難しい時代ですね。皆さんの仕事は大丈夫でしょうか。

 

うちのような店が「いいね」と言ってもらえると大変ありがたいです