セルフメンテナンスの基礎であり、自転車のパフォーマンスに大きく関わるのが「チェーン洗浄」です。
自転車の駆動部品として重要な役割をするチェーンは、常に綺麗な状態を保っておきたいです。
日常的な作業としては、写真のようにチェーンに洗浄液を吹き付けて汚れたオイルを落とし、綺麗なオイルを注油します。毎回は必要ないですが、こまめに行うことできれいな状態を維持しやすくなります。目安としては数週間~1か月に一度は行うと良いでしょう。逆に、洗浄し過ぎることでチェーンを痛めることはありません。
掃除を怠ると汚れを落としにくくなるので、取り外して洗うことでより綺麗にすることができます。
上の画像は上から(左から)洗浄前→洗浄中→洗浄後、となります。
黒くこびりついているのは、チェーンオイルと共に埃や金属粉や泥が固まったものです。この汚れがチェーンの動きの妨げとなり、駆動ロスの原因となります。
外したチェーンとトレイなどの容器(ペットボトルでも代用できます)に入れ、ディグリーザーを浸してしばらく漬け込みます。汚れがふやけたら、いらない歯ブラシなどでこすればさらに綺麗になります。
チェーンが汚れていると、スプロケットやチェーンリングも汚れます。スプロケットはチェーンと同様に取り外して洗うことで、細部まで綺麗にすることができます。
これだけ汚れていれば、洗浄前と洗浄後で走行感や変速性能の違いを体感できると思います。確実に走りが軽くなります。
自分でやるのは面倒くさい、という方も多いと思います。当店では、オーバーホールの標準作業にチェーン洗浄とスプロケット洗浄が含まれていますし、チェーン・スプロケの洗浄のみの作業も承っております。
お気軽にご相談ください。
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