12速化を期待されSRAMやCAMPAGNOLOに遅れをとってしまっているシマノですが、「いつになったら出るんだ」といった話題が昨年くらいからちらほらと出てきております。
現行のR9100シリーズが登場したのが2017年なので今年で3年目です。これまでだいたい4年周期でモデルチェンジをしてきているので、2021年に登場するのではないかというのが有力な説となっております。
製品が来年に登場するのだとしても、情報は年内には出てくると思います。
仕様としては、12速・ディスクブレーキ・Di2の三拍子は間違いないでしょう。「何がでるか」よりかは「何をなくすのか」の方が関心が高いかもしれません。
11速は二世代続いたので、わざわざ11速をまた引っ張ることなないでしょう。12速仕様のみとなるはずです。フロントシングルは今のところプロレースでは求められていないので、出るとしたらアルテグラグレードになると思います。
リムブレーキがなくなるかどうかは微妙なところです。シマノとしては油圧ディスク一本に絞った方が、STIレバーのバリエーションを少なくできるので管理コストが抑えられて都合がいいんだと思います。これは今後の市場の動向を探って判断するのでしょう。
機械式変速はなくならないような気がします。Di2仕様のみとしてしまうと、ちょっと敷居が高くなりすぎてしまいますし、Di2の「バッテリー切れ」や「応急処置で対応できないメカトラブル」というリスクはまだ払拭できていません。
あとはホイールです。R9100シリーズでは(マーケティング的に)はっきり言って大失敗をやらかしたと思います。プロには供給しているものの、一般で使っている人を本当に見ないですよね。ホイール修理のショップをやっていてもR9100のホイールはほとんどお目にかかれません。モノは悪くないのですが、買いたいと思えない、買う理由がない。
そこで、今度のモデルチェンジではシマノはホイールを積極的に売っていこうとするはずです。手っ取り早い方法として、「DURA-ACE12速が使用できるのは新型シマノホイールのみ」としてしまうことです。みなさんも「いままでのホイールが使えなくなる」というのは一度経験があるのではないでしょうか。
もしそこまで強気な売り方をするのであれば、それに見合うだけの魅力がないと売れません。製品に対するシマノの自信のほどがうかがえるのではないでしょうか。
また正攻法としては、コスパの良いヒット商品となるような新型ホイールを作ること。シマノホイールがアルミスポークやカーボンスポークに手を出したら面白いかもしれません。
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