今日の整備作業。
オーバーホールメニューに加えて、「フレーム内部からカラカラ異音がする」とのことで調べてみました。
バイクを揺さぶってみると確かに中でカラカラ音がするので、中に何かの破片でも入っているのかなとシートポストを抜いて逆さにしてみました。
フレーム内部には特に何もなく、音源はどうやらリアホイールのようです。
タイヤを剥がしてスポーク穴から取り出そうと試みますが、なかなかしぶといやつでした。ホイール前後の振れ取りとタイヤの張り直し作業よりも、異物の取り出しの方が時間がかかりました。
ようやく出てきたのが、何やら樹脂製の破片が2つ。
リムセメントが固まったカスのようにも見えますが、タイヤはリムテープで接着してあったので、リム内部に元々あった物である可能性があります。
近年はカーボン成型技術の進化で中空部分の内部もきれいに成形されていますが、10年以上前のカーボンリムやフレームの内部に成型加工のために使われた補助素材が残されているのは割と当たり前でした。
今回のリム内部にも、成型時に内側から空気で膨らますためのバルーン(ビニール素材)が残されていました。このビニールが邪魔をしてリム内部の異物がうまく移動できずに取り出し作業が難航しました。
とりあえず本日はここまで!
コメントをお書きください
aku_jawa (火曜日, 04 2月 2020 17:41)
先日のCULT化の時はお世話になりました。
パンクしたのでタイヤ張り替えてたらリムから異音が
ホイルを振ってたらリング状の樹脂のカスが出てきました。
アルミなのに何だったんだろう
overwheel (火曜日, 04 2月 2020 17:52)
aku_jawa様
先日はありがとうございました。
カスの正体はおそらくスポークのねじ山に塗布されていたゆるみ止めが中で剥がれ落ちたものだと思います。カンパ・フルクラム系のアルミリムからよく検出されます。